昨年7月に千葉県松戸市に「みちくさハウス」を設立しました。
コロナ禍による家族の衝突の増加・家庭事情の悪化は、子どもたちから生きる希望や自己価値を見失わせ続けています。
みちくさハウスはそんな子どもたちの心身の安心と安全を確保し、健全な自立に向けた後押しをおこなうための一時利用型施設です。1人でも多くの子どもたちに伴走できるよう、来春、東京都練馬区への2拠点目の設立を目指しています。
2拠点目の設立に向け、クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて、2022年5月14日(土)から2022年6月26日(月)の期間、プロジェクトを実施いたします。
【家庭環境に悩む子どものための『みちくさハウス2』の開設資金を集めるプロジェクト概要】
みちくさハウスは、家庭や学校などの普段のコミュニティから子どもたちが少し離れて心と身体を充電する目的で2021年7月22日にオープンしました。すぐにはじまった夏休みには、宿題をしにくる子ども、お昼寝をしにくる子ども、スタッフと遊んだり喋ったりしにくる子ども……まさに日常生活の中で『みちくさ』していく子どもたちの姿が見られました。
私たちがみちくさハウスを設立した目的のひとつに「緊急避難所」としての役割がありました。
ウィーズが運営しているオンライン相談には「親が殴ってくる、死にたい。」「両親が喧嘩ばかりで辛くて家出した。」……といった緊急性の高い案件が多く寄せられていたからです。
そのような場合には警察や児童相談所との連携をおこなっていましたが、子どもの納得感のない『つなぎ』は子どもの意に反することも多くありました。実際に親と離れることを望んでいる子どももいれば、『ほんとうは、家族みんなで仲良く暮らしたい』という思いを抱えている子も多数いたのです。
オンライン相談から、みちくさハウスという対面できる落ち着いた場所を持てたことで、子どもたちの話に耳を傾け、寄り添い、次の一歩を一緒に考えるというステップを持つことができるようになりました。
コロナ禍による家族の衝突の増加・家庭事情の悪化によって、現在はこの「緊急避難所」としての役割がより大きくなっています。
支援対象となる子どもたちには、大人への不信感をいっぱいにため込んでいる子も少なくありません。クラウドファンディングでのチャレンジは、子どもたちに『あなたを応援している大人がたくさんいるよ』というメッセージを伝える目的もあります。当団体の取り組みに関心を寄せていただけますと幸いです。